人の成長を見守れるこの仕事は、私の天職です。

従業員インタビュー

イオンモール上尾店 店長
熊倉拓哉

人の成長を見守れるこの仕事は、私の天職です。

1997年4月、大学1年生の私はニューシャトル大宮店にクルーとして入店しました。
実は当時「高校の先生」になることを目指していたためどうしてもマクドナルドで働きたかったわけではなく(笑)、自分の意思というより通いやすさと母の「アルバイト募集してたよ」の一言で人生初のアルバイト先を決めました。

大学3年生は特に濃厚な時間を過ごしました。5月、SW‐MGR(アルバイトマネージャー)に昇格。マクドナルドの人材育成を体感することでトレーニングに興味を持ちました。加納店長(現GM)に「人材育成が上手だね」と褒めていただいたことが今でも大変励みになっています。そのおかげもあり次第に手ごたえとやりがいを感じられるようになりました。また、仲間たち、店長、社員さんと過ごした時間は自分にとってかけがえのない充実したものになり「今度は自分が社員になって若い子たちにも同じ経験をさせてあげたいな」という気持ちが芽生えました。

そして冬のクリスマスパム店内アンケートで『社員になりそうな人1位』を獲得。お酒も少々入っていたこともあり軽いノリで「社員にしてください!」と小黒社長の前で受賞挨拶をしたところ、加納店長から「本気ならちゃんともう一度自分で(挨拶に)行きなさい!」と大きく背中を押していただきました。それが決定打となり本気で社員になることを決意したのです。

その後「入社前に何かひとつ社長にみとめられたい!」とA-SW-MGR(社員同等の業務をこなせるアルバイトマネージャー)を目指しますが当時40代の社長は今よりも更に難攻不落で(笑)、ど緊張の中チェックを受けた記憶があります。心が折れそうな時もありましたがある日の夕方小黒社長から直接1枚のFAXが届きました。私にとって人生初の辞令であり、そこには『A-SW承認』という文字が。思わずガッツポーズが出たことを今でも覚えており山全フーズで最も嬉しかった出来事です。あの頃小黒社長から店舗運営の在り方を直接ご指導いただけたことは今でも大切な財産となっています。

そして大学4年生の冬、上尾平塚SC店に転籍。店舗責任者に任命され入社までの新たなスタートとして修行(チャレンジマッチ)を経験後、入社。これまでに12店舗で働かせていただきました。

私のようにアルバイトから社員になることは当時珍しかったようです。そんな私も入社して21年目。なんと加納GMの次に古株という立場になりました。

学生時代は人見知りの私でしたが先輩方に「コミュニケーション能力」と「トレーニング能力」を特に伸ばしていただいたおかげで、現在は人材育成を任されるようになりました。「マクドナルドというブランドを傷つけるわけにはいかない」という緊張感もありますがとてもやりがいを感じます。

人材育成をしている中で特に印象的だったことは、ふじみ野市の店舗勤務時代にあるクルーの顔を見て「良いセンスしているな!」と感じハンバーガー大学へ行く準備で困っていた彼の手伝いをしたところ、その彼が後に山全フーズに入社したこと。でしゃばりかなと思いつつも「手伝って良かったなぁ」と心から嬉しく思いました。(余談ですが今では電話口の声や履歴書の書体で、ある程度「この子良いセンスしているな」とわかるようになってきました。(笑))

また、卒店した子から「ここでマネジメントを学べて良かった」、「ここでの経験が就職に役に立った」などという報告を聞くと本当に嬉しく思います。

「高校の先生」を目指していたこともあってかどうせ働くなら「お金をもらって終わり」…ではなく、人として成長して欲しいと切に願っています。私がそうであったように「あの時店長が言ってたことってこういうことか」とわかる時が必ず来るので「その時に理解できなくても将来絶対に役に立つから!」と伝えていきたいです。

そのためには私自身がまず「話しやすい身近な大人」でいたいと考えています。休憩時間などのオフモードの時はフランクに接し「目配り、気配り、思いやり」を念頭に、立ち入り過ぎず、でも「ほったらかしにしていないよ、気にかけているよ」という適度な距離感を保ちたい。そうすることでいざという時に相談できる安心感が生まれチームワークにも繋がると考えています。

振り返ると私もアルバイト時代から加納店長はじめ社員さんたちにそんな空気を作っていただいていたように思います。だからこそ沢山の試練があっても安心してこの仕事を続けることができました。大変ありがたいですね。


私が勤務しているイオンモール上尾店の屋上から見える富士山の写真です。富士山に見守られながら今日も仲間たちと共に充実の一日を過ごせそうです。

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